English メンバーログイン

オリッシィとは

オリッシィを知る3つのキーワード

1 トゥリバンギ

オリッシィの基本姿勢のひとつ。

「トゥリ」は三つ、「バンギ」は曲げるという意味。胸・腰・膝という身体の三つの部分を左右ジグザグにズラした型。インド彫刻の世界ではこの型を「三屈法」とよびます。

身体の中心軸にらせん状にからみつくダイナミックな曲線「美のS字カーブ」により、動と静止、バランスとアンバランスの結合を可能にした究極の身体技法。

2 バクティ

神への感謝、祈り。オリッシィのすべての演目に共通のテーマ。 様々な物語に置き換えて、暗示的に語られます。

3 ラサ

人間の普遍的感情。美的よろこび。

9つのラサに分類され、「ナバ・ラサ」とよばれます。

1. 愛 2.滑稽 3.悲愴 4.憤怒 5.勇猛 6.恐怖 7.嫌悪 8.驚愕 9.寂静

復興と継承

一旦消滅の危機にひんしたオリッシィですが、1950年代、オリッシィ復興研究組織「ジャヤンティカ(誕生)」が結成され、オリッシィを芸術舞踊として体系化する研究と実践が精力的になされ、1966年インド政府より古典舞踊として正式に認定されました。体系化されたオリッシィの演技法は、貴重な財産として、その知識を注意深く守る家系・集団が継承しています。